次の症状がある方は受診ください
- 胸や背中の痛み
- 胸の締めつけ
- 脈の乱れ
- 息苦しい
- 動悸がする
- 手足のはれ・むくみ
- 血圧が高い
- めまいがする
循環器系の病名・疾患
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 心不全
- 心臓弁膜症
- 不整脈
- 大動脈瘤
- 心筋症
- 急性冠症候群
- 高血圧
- 低血圧
- 閉塞性動脈硬化症
- 下肢静脈瘤
- 脳卒中
など。
など。
循環器の病気は、主に心臓や血管に関する病気です。心臓に関わる病気ですので、大事に至るケースもあります。当院では、丁寧な診察と病歴聴取、いくつかの検査を組み合わせて正確な診断を心がけます。
これらの病気はライフスタイル(喫煙・食事・運動など)に起因するものが多くあり、生活習慣を改善することなどが大切ですので、当院では、日常の生活から健康になっていただけるような指導もおこなっています。
健康診断で「不整脈」と指摘された方はいませんか?ふとしたときに胸がドキドキする発作が出たりした経験のある方はいませんか?
不整脈は「命に関わる恐い病気。突然死の原因になる病気」と認識されていることが度々あります。長年思い悩みながら医師にも相談できず、心配を抱えている方がいます。
確かに、不整脈は突然死の原因のひとつでありますが、すべての不整脈がそうではありません。むしろ危険が少ないものの方が数多いのです。薬も飲まずに経過観察のみでよいことも度々あります。「不整脈がある」といわれたことでむやみに心配する必要はないのです。
しかしそのまま放置しておくのもよくありません。数は少ないですが、危険な不整脈も存在します。自覚症状や健康診断などの1枚の心電図だけでは、なかなか安全な不整脈と危険な不整脈は区別ができないものです。
自分の持つ不整脈はどんな不整脈なのか?その重症度は?危険なものなのか?もともと心臓自体に病気がないか?などをきちんと調べることが重要です。「敵を知り己を知れば・・」です。
「循環器内科」を専門にしている病院医院で調べることができます。不整脈に関して不安があれば、ぜひ当院へお越しください。
我々医師が外来で遭遇する不整脈の中で、遭遇することの多い不整脈です。治療の必要な高齢の患者さんでは一番多い不整脈かもしれません。
患者さんは、発生初期には、ばらばらの速いリズムで脈が刻まれるため、「どきどきする」と訴えます。時に「どきどきはしないが、胸苦しい、息苦しい」と訴えることもあるので、症状のみからではなかなか診断できません。
「家庭で測る自動血圧計が測れなくなった。様々な値の血圧が出て安定しない」という訴えがきっかけで、診断できた例もあります。
ばらばらのリズムの脈ですので、脈をとってみるのは診断に有効です。ぜひその性状を医師に教えてください。
持続時間も、
1)一時的で受診時はすでに治っているもの
2)数日間続くもの
3)永久に続くもの
いろいろです。 しばらく続くと、体が慣れてしまうのかあまり胸の症状を訴えなくなります。
高齢の方に多いので、心臓の加齢が原因でもありますが、他に生活習慣の乱れ、たとえば飲酒、喫煙、過労、ストレス、過労、睡眠不足などが原因であることもあります。
しかし、それよりも怖いのは、他の心臓疾患が原因で出現している場合です。心房細動の原因を探っていくうちに、心不全、心臓弁膜症、他の不整脈、高血圧、糖尿病などが新たに見つかったという例は珍しいことではないのです。
心房細動がみつかったら、ぜひ原因検索までしておきたいところです。
「不整脈」というと、突然死を考えたいへん怖がる方もいますが、この「心房細動」はそれ自体では突然死と結びつきにくい不整脈です。
ですから、放っておいて次に起こるのは、突然死でなく、1)脈が速すぎてコントロールできないことによる心不全か、2)合併症のひとつである脳梗塞です。
医師の考える治療方針は、大きくは2つになります。ひとつは心不全をコントロールすること。そのために心房細動自体を停止させ再発させないよう予防すること、またはそうできないときは停止させるのはあきらめて心拍数をコントロールすることです。内服薬やアブレーションというカテーテル治療を考えます。
合併症としての脳梗塞は、有名人の例が記憶に新しいところですが、これもその後の人生を考えると予防は必須です。ワルファリンなど血液をさらさらにして血液が固まるのを強力に予防する薬を内服するのが一般的です。この薬は使用量を決めるのが難しいので、専門的な知識をもつ医師にご相談ください。
現在はワルファリンの改良版といえるくすりもあります。
不整脈の代表格である「心房細動」。やたらに怖がることなく、軽視することもなく、ぜひ正しい対処で治療してください。